首痛・ストレートネック

スマホ首の症状と改善方法を解説

首の痛みやめまい、手・腕のしびれなどの症状は、ストレートネックにより引き起こされている場合があります。

ストレートネックを放置しておくと、症状が重症化する危険もあるため適切な対処が必要です。この記事ではストレートネックの原因・症状、改善方法をご紹介します。

ストレートネックに悩んでいる場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

ストレートネックの主な原因

ストレートネックは首を前に出して、うつむいた状態を長く続けることが主な原因とされています。

その理由は前傾姿勢が習慣となってしまっていると、常に首へ負担がかかった状態になるためです。

ストレートネックを引き起こしやすい習慣には以下の4つがあげられます。

・スマホを前屈みで使用する
・長時間パソコン作業を行う
・猫背や反り腰など姿勢が悪い
・頭の位置が高すぎる枕を使っている

これらが習慣となり首へ負担がかかり続けた結果、首の骨のカーブがなくなり、ストレートネックにつながるといわれています。

ストレートネックの症状とは？

ストレートネックを放置しておくと、次のような症状が出てくることがあります。

・首痛・肩こり・背中の張り
・腰の不調
・頭痛
・視力低下・ドライアイ・疲れ目
・めまい・耳鳴り
・手や腕のしびれ
・自律神経失調症

これらの症状はそのままにしておくと、重症化することもあります。次の章でご紹介する方法で、早めの改善をしていきましょう。

ストレートネックの改善方法

ここではストレートネックの改善方法を6つご紹介します。普段から意識することで予防にもつながります。

毎日ストレッチをする

ストレートネックに一度なってしまうと簡単には戻せませんが、ストレッチをすることで、凝り固まった筋肉をほぐし緩和させることは可能です。ストレートネックにおすすめのストレッチは以下の3つです。

・あご押し体操
・フェイスタオルストレッチ
・首動かしストレッチ

これらのストレッチを毎日繰り返すことで、ストレートネックの改善が期待できます。3つとも仕事の合間に手軽にできるので、実践してみてください。

スマホの使用時間を決め、正しい姿勢を保つ

スマホを操作するときは、目の高さにスマホがくるように意識しましょう。意識していないと、自然と目線が下がりうつむいた状態になりがちです。そうなると、首への負担が大きくなり、ストレートネックにつながる可能性があります。また、1日のスマホの使用時間を決めておくと、予防にもつながります。

デスクワーク時の姿勢を意識する

長時間、座った状態でパソコンを使用するときは、正しい姿勢を意識することが大切です。正しい姿勢にするためにはまず、椅子に深く座って背筋をビシッと伸ばします。その状態で目線を前にすれば、首に負担がかからない状態のできあがりです。
しかし、正しい姿勢でいても、長い時間同じ姿勢でいると体が固まってきてしまいます。そのため仕事の合間に立ち上がって、軽いストレッチを行い、体をほぐすようにしましょう。

自分に合った高さの枕を使う

自分に合った高さの枕を使うことも予防・改善に効果的です。高すぎる枕を使用すると、首が下に向くためストレートネック状態になってしまいます。また柔らかい枕の場合も、首や肩に負担がかかり、まわりの筋肉が緊張して固くなることもあります。
理想の枕の高さは、頭をのせて仰向けで寝たときに首・頭と枕の間に空間ができず、目線が真上より少し下に向かっているものです。枕が合わないときは、タオルで高さを調節してみてください。

病院（整形外科）で治療を受ける

症状が重いなど、気になる場合は整形外科を受診することも検討してください。整形外科に行くと、まずレントゲン検査を行い、体の状態を確認してもらいます。ストレートネックと診断された場合は、電気治療やマッサージなどの治療が行われます。
加えて、痛みがひどい場合は薬を処方してもらい、痛みを緩和することも可能です。病院で診察してもらうことで、ストレートネック以外の原因が見つかる可能性もあるため、少しでも気になる場合は受診するべきです。

整体院で施術をしてもらう

ストレートネックを根本的に改善するのであれば、整体で施術を受けると良いでしょう。ストレートネックの主な原因とされている姿勢を改善するには、猫背や背骨・骨盤のゆがみなどを整える必要があります。さらに整体院に通うと、ストレートネック改善に役立つアドバイスを得られることもメリットです。自分で改善できない場合は専門家に依頼しましょう。