仙腸関節調整

体のバランスを整える

仙腸関節調整によって、体のバランス改善を見込めます。仙骨のズレが一定を超えると、自然治癒による回復には限界があるのです。腰痛の慢性化も仙骨がズレすぎた状態が原因かもしれません。しかし仙腸関節調整によって、脊柱のねじれを正し、骨格を元に戻す効果を望めます。
仙腸関節は、脊柱や骨盤を支える重要な場所です。しかし体のバランスが崩れていると、自然治癒力による骨格改善に限界がともないます。このとき仙骨のズレは完全に戻らず、体のバランスを保つために脊柱がねじれている可能性があるのです。
以上のような状態は、施術による調整が重要になります。仙腸関節調整があって初めて、体のバランスを大きく改善できることがあるのです。

腰痛のような体の痛みを軽くする

仙腸関節調整には、体の痛みを治す効果があります。仙腸関節捻挫や長期間の腰痛に悩んでいた方も、調整によってコンディションを改善できるでしょう。どうしても痛みが治らない場合は、施術者による骨格調整が選択肢になります。
たとえば腰痛の原因のひとつが椎間板ヘルニアです。これは仙骨の傾きで生じることもあります。手術を受ける方もいますが、その場合は椎間板の髄核除去が目的で、椎間の形状を戻すわけではありません。手術後もコンディションが悪くて、仙骨のズレを調整してもらったらヘルニアが改善したというケースもあります。
仙腸関節は背骨の下の方にある仙骨と、骨盤の左右にある腸骨を組み合わせた関節です。調整によって仙骨のケアとなり、腰の痛み軽減に役立つでしょう。

仙腸関節を締める場合

仙腸関節を締める運動は、以下の手順で進めます。

1.両足を肩幅より広めに開き
2.背筋をまっすぐにしたまま、腰を下ろす
3.体をねじる際、両ひざが開く状態に持っていく
4.上半身を左右いずれかへねじる。仙骨部分だけをねじるように意識する
5.左右3～5回ずつ、3秒程度行う

以上によって、仙腸関節を引き締められます。

仙腸関節を緩める場合

次は仙腸関節を緩める運動をしてください。手順は以下のとおりです。

1.腰背部分を壁にくっつけた状態で立つ
2.正面につま先を向け、開かないように気をつける
3.かかとは壁につけず、少し前に位置する。体だけを壁に押しつけている状態にする
4.緩んだ状態を守りながら、1～3分立ち続ける。この間はリラックスした状態が重要である

以上により、仙腸関節を緩められます。体の痛みが軽く、無理のない状態でストレッチを進めてください。